ラジオFMのメモ

NHK-FMWorld Rock Nowでの渋谷陽一氏の解説で面白かったものをメモしてゆきます。

ポジティブパンクとは?

 今回は、「今日は一日“パンク・ニューウェイブ”三昧 」よりポジティブパンクについてまとめます。解説は小野島大氏です。

 ゴスとポジティブパンクはだいたい同じなんですけれども、当時はポジティブパンクを略してポジパンといっていて、今の人にポジパンってなんだと質問されると答えにくい。なぜ、ポジパンと呼ばれるようになったのかというと、ちょうどディスチャージ(Discharge)とかハードコアムーブメントの後に話題になったのがポジパンですけれども、当時のイギリスの音楽誌がハードコアパンクはあまりにも破壊的で暴力的すぎてネガティブすぎるので、もっとポジティブな音楽を持ち上げようということで、ポジティブパンクというムーブメントをでっち上げたものである。よって、ポジパンに分類されるミュージシャンで自分たちがポジパンだと自称している人はいない。この当時出てきたのは、化粧して、耽美的な暗いロックをやっている人たちを、歌詞を含めて彼らの音楽にポジティブな要素はないけど、でっち上げて無理やりポジパンと呼んだ。だから、あんまり実態もないし、その後にポジパンって何ですかと聞かれても答えにくいものである。また、ゴスの解釈もイギリスと日本では微妙に違っており、イギリスのゴスの人は汚い格好をしている人たちがライブにくるが、日本だと着飾った人がライブにくる。代表的なバンドはThe Sisters of Mercy やSouthern Death Cult である。






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