ラジオFMのメモ

NHK-FMWorld Rock Nowでの渋谷陽一氏の解説で面白かったものをメモしてゆきます。

シガー・ロス (Sigur Rós)とビョーク(Björk)に学ぶアイスランドの独特の世界

world rock now 20071109

 過去の自分達の曲、あるいは未発表曲を二枚組みのアルバムにおさめたアルバムですが、一つは新しくスタジオで本来の自分達のエレクトリックなサウンドでレコーディングしなおしたバージョン、そしてもう一つは同じように過去の曲をアコースティックなサウンドでレコーディングしたバージョンの二枚組みで、変則的なライブアルバム、あるいは変則的なベストアルバムという言い方もできるかもしれませんが、シガー・ロスがそういう作品を発表いたしました。まずは、そのアコースティックな方から一曲聴いていただこうと思います。Starálfur。



 彼らのこの二枚組みアルバムの中でもっともポップでキャッチーなナンバーを聞いていただきました。シガー・ロスはアイスランドを代表する大変人気のあるロックバンドでございます。アイスランド語をベースにしておりますけれども、彼らの歌ってる歌詞というのはシガー・ロス語でございまして、この言葉を言語的に理解する人は世界中誰もおりません。オリジナルな言語でございます。まあ、音響系といえば音響系なんでしょうけれども、この独特な世界観によって本当に世界中にたくさんのファンを持ち、日本でも彼らが演奏するとたくさんのお客さんが入ります。彼らのコンサートに行ったらお客の三分の一くらいが泣いていたという事実に私はえらくインパクトを受けましたけれども、演奏はすごかったです。アイスランドの代表的なミュージシャンというとこのシガー・ロスとビヨークということになるんですけれども、そのアイスランドの音楽的なドキュメンタリー映画があってですね、このシガー・ロスだけを見るとかわったバンドだなぁと思うんですが、この映画をみると国中シガー・ロスだらけじゃなかと、あっちこっちでこういうようなバンドがいっぱいいてですね、すごいなこの国はとビックリしました。ビヨークが以前「アイスランドというと、変わった人、バイキング、妖精、そんなことばっかり言われているけどぜんぜん普通なの。本当に普通なの。ぜんぜん普通で。」といってるお前が全然普通じゃないよという非常に印象的なインタビューがあってですね、アイスランドの持つ磁場というのが独特だなぁと、こういう磁場の中でこういうすばらしい音楽が生まれていくんだなぁと思いました。続いて聞くのはこのアルバムの中で二番目くらいにポップなナンバーかなぁと思います。彼らのファーストアルバムと同じタイトルですが、シガー・ロスでVon。





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