20110729
今では「What's Going On」と紹介されますが、発表当時は「愛の行方」と曲紹介されていました。この曲はラブ&ピースの本当に代表的なナンバーです。
母さん、数え切れないほど涙に暮れているね
兄さん、死んでいく人が多すぎる
今ここで愛する気持ちを呼び起こす方法を探そう
父さん、これ以上の戦争規模の拡大は必要ではないよ
戦争は何の解決にもならない
愛だけが憎しみを超えられるからさ
今ここで相手を理解するための方法を見出そう
デモ隊の群れと彼らが掲げるプラカード
残忍なやり方で僕を罰したりしないでくれ
僕に話しかけてくれれば状況が見えてくるはずさ
何がどうなっているんだ?
母さん、みんなが僕らを間違っていると言うけれども
僕らの髪が長いということで僕らを批判する権利が彼らにはあるのかい
今ここで相手を理解するための方法を見出そう
何がどうなっているんだ?
何がどうなっているんだ?
同胞のブラザー達教えてくれよ
同胞のシスター達教えてくれよ
何がどうなっているんだ?
cf.「What’s Going On」はベトナム戦争の非常に切実な反戦歌ですけれども、「What’s Going On」を「はつ恋の」にかえた「 はつ恋の ~What’s Going On~」という曲をみつけました。初恋の切ない気持ちを「What's Going On」のメロディーにあわせて歌った歌だそうです。
海外の名曲をそのメッセージを抜いてメロディーと様式のみを受け入れるのは日本の伝統ですね。
cf.ローリングストーン誌が選ぶ「歴代最高のアルバム」500選 2020年改訂版で、「What’s Going On」が1位になりました。どんどん評価が上がっているようです。