20121221
渋谷陽一「ダーティー・プロジェクターズはいわゆるブルックリンを主体とするネオ・フォークとかネオ・サイケとかと言われているもので、これがライブがすばらしかったんですよ。わりと伊藤さんも好きな70年代のフォークとかロックとか、それこそクロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤング(Crosby, Stills, Nash & Young)とかああいうのとも共通する何かがありますよね。実は最初でてきた時はイェール大学で音楽を学んでみたいなところがインテリ臭くて、音楽研究家っぽいところで、私はちょっとこういうのはなぁって思っていたら、どんどん肉体化していって、ちょっと私の読み間違えでどんどんよくなっていっちゃってあせったりしたんですけれども、でもすごいですね。伊藤さんにも絶対に気に入ってもらえるんじゃないかとそんな予感がします。Offspring Are Blank。」
渋谷「伊藤さんどうでしたか?」
伊藤政則「ノイ!だね。」
渋谷「ダーティー・プロジェクターズをノイ!ってはじめて聞いたよ。」
伊藤「ノイ!とかクラスター(cluster)とか、私のプログレ人生の中でも最も相性の悪い・・・。」
渋谷「これをノイ!って言ったのは笑った。」
大貫憲章「Offspring Are Blankを聞いてノイ!を思い浮かべたんだ。」
伊藤「最初の10秒ね。」